花見
バイト中に携帯が鳴った

「もしもし」

「孝之君〜今、大丈夫?」

「ああ、いいぞ」

「あのね…明日って大丈夫?」

「明日?」

「うん」

「休みだけどそれがどうかしたか?」

「あのね明日ね、お花見行こうって水月が言って来たの〜」

「水月が!」

「うん」

「俺はいいぞ!」

「あのね、バイト先の人も一緒にどうぞって」

「えっ!」

「大空寺さんと玉野さんだったよね〜」

「ああ」

大空寺にはさんはいらんと思うが

「こら!あに仕事中に電話してるのさっ!」

「今そばに来たから聞いてみるな」

「うん」

「な〜大空寺、明日暇か?」

「そうだったらどうなのさっ!」

「花見にお前も誘われてるんだ」

「あんですと!」

「行くか?」

「行くさっ!」

「玉野さんはどこかな〜?」

「なんですか?孝之さん」

「花見に玉野さんも来るかい?」

「はい、ぜひ参加させてもらいます!」

「遙〜聞いてるか?」

「うん、どうだったの?」

「行くってさ」

「水月にそう伝えとくね」

「ああ」

「じゃ〜きるね」

「ああ」

電話をきった

「さーて仕事!仕事!」

仕事に戻った

あがりの時間になったので着替えて帰った


次の日

ジリリリ……

カチッ

ん〜さて〜。行くか〜

家を出て花見の場所に向った

さてとみんなは何処だ〜?

「あ〜孝之君〜こっちだよ〜!」

遙が跳ねながら呼んでいた

跳ねる必要は無いだろ〜

「おはよう〜遙」

「あれ?茜ちゃんは?」

「うん、私は場所取りに先に来たの」

「そうなんだ〜」

遙が場所取りか〜

30分後みんなが来た

「これでそろったようだな」

「そうだね」

「さて始めるか〜!」

グラスをみんなに配った

「それじゃ〜乾杯!」

「遙は飲んでも大丈夫か?」

「うーんわかんない…」

「ま〜少しくらいだったらいいかもな」

「そうだよ〜遙〜。少しずつ飲めば大丈夫だよ〜」

「そうかな〜」

「はい!遙」

ビールの入ったグラスを遙に渡した

「さ〜ぐっと!いって〜ぐっと!」

水月だいぶきてるな〜

遙はそのビールを一気に飲んだ

そんなに一気に飲んだら〜

「孝之君これ美味しいね!」

「もっと飲むか?」

「うん!頂戴!」

遙にビールを注いでやった

また遙は一気に飲んだ

「もっと頂戴!」

「はいはい…」

「な〜水月〜なんとか言ってくれよ〜」

「いいじゃない飲みたいって言ってるんだから〜!」

駄目だ〜水月出来上がってる

「慎二からも言ってやってくれよ〜」

って慎二〜!

慎二は水月に飲まされ倒れていた

「ね〜孝之君〜早く〜頂戴よ〜!」

「ああ判ったよ!」

遙に注いでやる

もちろん一気に飲んだ!

これ以上飲ましたらやばいかもな

「遙〜そのへんでやめとけよ〜」

「え〜なんで〜」

「なんでって飲みすぎだぞ〜」

「まだ大丈夫だよ〜」

「駄目だ!」

遙からグラスを取った

「あ〜孝之君〜返してよ〜」

「駄目だ!」

「返してよ〜!」

「だから〜もう駄目だって言ってるだろ〜」

「返せって言ってるだろ〜!」

えっ!遙!

「いいから早く返せ!」

遙ってこんなに酒癖が悪かったのか!

人格違うし〜!

遙はグラスを取り茜ちゃんについで貰ってまた飲み始めた

「ね〜茜ちゃん今一瞬遙が変わった気がするけど気にせいだよね〜」

「私も初めてみました」

「遙って酒癖悪いんだな…」

「飲ませない方がいいみたいですね…」

「そうだな」

「ね〜孝之君〜、一緒に飲もうよ〜」

飲んでるときはいつもと一緒か〜

「お兄ちゃん…水月先輩どうしましょう?」

「えっ!」

水月の方を見ると大空寺と玉野さんの三人でどんちゃん騒ぎをしていた

なんじゃこりゃ〜!

「どうしましょ〜か〜」

「うん〜置いとくしかないかもね」

「そうですね」

「茜ちゃんは飲んでるの?」

「はい!」

待てよ茜ちゃんは飲んでもいい歳だったか?

「茜ちゃんって飲んでもいい歳だった?」

「も〜お兄ちゃんトボケないで下さいよ〜!もちろんいいに決まってるじゃないですか〜!」

「そうか〜」

ガン!

「いた!」

水月たちの方からなにか飛んできた!

空き缶か〜

「孝之君〜早く〜!」

「ああ、今行くよ〜!」

遙のところに行った

そのあと遙はビール瓶5本を一人で飲んで倒れた

もちろん向こうの三人はまだ騒いでいた

「さてそろそろ終わらないか〜!」

「そうですね」

「茜ちゃん今から大仕事が待ってるよ!」

「はい判ってます!」

水月たちを止めないといけないという大仕事が

「ほら〜帰るぞ〜水月〜!」

水月を抑えようとしたときに水月の蹴りが腹に入った

痛さにうずくまったところに大空寺の踵落としが後頭部にHITした!

そのまま気絶してしまった

気がつくと三人とも倒れていた

「大丈夫ですか?」

「ああ、何とか」

「みんな出来上がって倒れちゃいましたよ」

「そうか〜」

「ね〜茜ちゃんこれからどうしよ〜」

「そうですよね〜」

まわりには飲んでぶっ倒れた集団がいる

遙は俺が連れて帰るとして〜ま〜大空寺と玉野さんも俺が連れて帰るか〜

「ね〜茜ちゃんは水月と慎二お願い!」

「はい」

俺は遙をおんぶし、大空寺と玉野さんを抱えて帰った

ひとまず遙の家に運んだ

「は〜疲れた〜!」

「私もです〜!」

これからどうするかだな

「ね〜遙は部屋に運んどこうか〜?」

「そうですね水月先輩たちは客間で寝かしときます」

「たのむね」

「はい」

遙を部屋まで連れて行きベットに寝かして部屋を出ようとした時

遙が俺の服を掴んだ

んっ起きたのかな〜?

振り返るとまだ遙は寝ていた

「孝之君〜」

俺の夢見てるのか〜

「孝之君〜何処にも行かないで〜」

どんな夢だ〜これは?

遙は目を開けた

「おはよう遙」

「あれ?ここは〜私の部屋だよね〜」

「そうだよ」

「あれ〜私確か〜お花見してたんだよね〜!」

「そうだ」

「ならなんでここに居るの〜」

「遙が酔いつぶれたからここまで運んできたんだ」

「え〜そうなの〜!」

「客間には水月たちが寝てるはずだぞ!」

「ところで遙〜」

「何?」

「頭とか痛くないのか?」

「うん、大丈夫だよ」

「それないらいいけど」

「ね〜孝之君〜」

「んっ?」

「今日はごめんね迷惑かけて…」

「気にするなって」

ま〜今日で判ったことが一つだけある

遙に酒を飲ましてはいけないってことだ!

「降りてみるか?」

「うん」

二人で下に降りた

「あっお兄ちゃんとお姉ちゃん!」

「ごめんなみんなのこと任して」

「いいえ〜いいんですよ〜」

それから三人で時間を過ごした

「あ〜頭いた〜!」

大空寺は起きたか〜

「頭がクラクラしまふ〜」

玉野さんも起きたか〜

「あ〜頭がわれそだ〜」

慎二も起きたなあとは水月だけか〜

「茜〜水頂戴!」

「はーい」

水月も起きたな

「じゃ〜みんな帰るか〜」

「そうですね」

「ああそうさせてもらうさっ!」

「そうだな。涼宮にも悪いしな」

「そうだね」

その時玄関のドアが開きお父さんたちが帰った来た

「あらあらあら今日はたくさんお客さん居るんですね〜」

「俺たちこれで失礼しますんで〜」

「そんなこと言わずに皆さんご飯食べ行かれて下さい」

「それはいいな〜。沢山居た方が賑やかでいい」

結局みんな遙の家で夕食を食べて帰った

は〜今日はバイト以上に疲れた〜

帰ってそのままベットに倒れこんでそのまま眠った…

ーENDー


後書き

酒癖の悪いといいましょか〜まったく別の遙ですね(^^ゞ
ギャラリ〜へ